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- 頭が「ズキズキ」と心臓の鼓動のように痛む
- 頭の片側もしくは両側が痛むことがある
- 頭痛が酷いと吐き気がする
- 光や音、においに過敏になる
- 天候や気圧の変化で頭痛が起こる
偏頭痛(片頭痛)とは?
片頭痛とは?このような症状に悩んでいませんか?
偏頭痛(片頭痛)は頭の片側が痛むことに由来して付けられた名称ですが、実際は頭痛が両側に見られたり、頭痛以外の症状が現れたりすることもあります。
以下のような症状に悩んだことがあれば片頭痛かもしれません。
<偏頭痛(片頭痛)の症状リスト>
- 治療したことがないもしくは薬が効かない頭痛が4~72時間続く
- 頭の片側に起こる(両側に起こることもある)
- ズキンズキンと脈打つような(拍動性)痛みがある
- 頭の痛みで、生活に支障がある(中等度以上)
- 日常的な動作で痛みが悪化する、あるいは日常的な動作を避けている
- 頭痛が起こると吐き気がしたり、実際に吐いてしまうことがある
- 頭痛が起こると、光や音、匂いに過敏になる
病院などで検査しても頭痛の原因になる病気はなく、繰り返し起きてしまう頭痛を「一次性頭痛」といい、偏頭痛(片頭痛)は一次性頭痛に含まれます。片頭痛を全国で調査したところ、日本の15歳以上の約8.4%が偏頭痛(片頭痛)持ちだと推定されています。
偏頭痛(片頭痛)の原因
片頭痛の原因は完全には解明されていませんが、さまざまな要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。片頭痛の主な原因として考えられる要素を説明します。
姿勢不良や筋肉の緊張
- 猫背の不良姿勢
猫背による不良姿勢により、肩こりや首こりが起こり血行不良により偏頭痛が誘発されてしまうことがあります。
- 肩こりや筋肉の緊張
不良姿勢による筋肉の緊張や重い荷物を担いだりする仕事など肩や首の筋肉に負担がかかると筋肉が緊張し血行不良により偏頭痛が誘発されてしまうことがあります。
脳の神経伝達物質の異常
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セロトニンの変動
片頭痛発作中、セロトニン(脳内の神経伝達物質)の濃度が急激に変化します。この変化が、脳の血管の収縮や拡張を引き起こし、痛みの原因となるとされています。
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神経回路の過敏性
脳が外部刺激(光、音、匂いなど)に対して過敏に反応することで、片頭痛が引き起こされる可能性があります。
血管の収縮と拡張
- 脳の血管が急激に収縮した後、反動で拡張することが片頭痛の痛みと関連していると考えられています。
- この血管の動きが、頭痛の拍動性(ズキズキと脈打つ痛み)の原因となります。
ホルモンの変化
- 特に女性の場合、月経周期や妊娠、更年期などでのホルモン(エストロゲン)の変動が片頭痛の発生に影響を与えることが多いです。
月経の開始前や排卵時に片頭痛が起こりやすい傾向があります。
妊娠中や更年期後に症状が改善する場合もあります。
外部刺激や環境要因
片頭痛は以下のような外部要因によって誘発されることがあります:
- ストレス
ストレスや、逆に緊張がほぐれたときに片頭痛が起こることがあります。
- 睡眠の乱れ
睡眠不足や過剰な睡眠が片頭痛を誘発してしまうことがあります。。
- 天候や気圧の変化
気圧の急激な低下や高湿度が片頭痛を引き起こすことがあります。
- 感覚刺激
強い光、音、匂いなどが片頭痛を誘発することがあります。
脳や三叉神経の異常
片頭痛では、脳幹の神経回路や三叉神経が過敏になり、痛みを感じやすくなる可能性があります。
三叉神経から放出される神経ペプチドが炎症を引き起こし、片頭痛の原因になると言われています。
片頭痛がなぜ起こるのか、その原因はまだ完全には解明されていません。原因や発生のメカニズムには諸説あり、何かしらの原因で脳の血管が収縮しその後、血管が拡張した時に頭痛が起こり始めると言われていました。
しかし、最近では神経に何らかの原因があるという説(神経説)や、三叉神経血管説があります。
神経説は、脳に片頭痛を起こすような場所があり、そこが刺激されると偏頭痛が起こるという考え方です。
一方、三叉神経血管説とは、何らかのきっかけで三叉神経が刺激され、その末端から炎症を起こす物質などが出ることによって脳硬膜の血管のまわりに炎症が起こり、その刺激によって片頭痛の痛みが起こるという考え方です。
片頭痛は、脳の神経系や血管の異常、ホルモンの変動、遺伝的要因、外部刺激など、さまざまな要因が複雑に絡み合って発症する疾患です。一人ひとりの原因や誘発要因が異なるため、患者様ごとのトリガーを特定することが重要です。
偏頭痛(片頭痛)の治療法
偏頭痛(片頭痛)は、いろいろな原因と生活の背景が関与しています。多くは肩こりや首こりと伴い、自覚症状はなくとも筋肉の緊張が強い人が多く、頭痛があることで日常生活に支障をきたしてしまう人も少なくありません。特に長時間のデスクワークや姿勢不良が影響することが多いです。市原市五井の「市原にこぐさ鍼灸整骨院」では、患者様一人ひとりの症状に合わせた段階的かつ効果的な治療を提供し、痛みの軽減から根本的な改善、再発防止までをトータルでサポートしています。偏頭痛(片頭痛)でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
徹底した診断と検査で原因を解明
市原市五井の「市原にこぐさ鍼灸整骨院」では、頭痛による不調の正確な診断を行い、原因に基づいた施術計画を立てています。
画像診断
超音波画像診断装置を使用し、筋肉や靱帯、関節の状態を詳細にチェック。炎症や損傷の部位や神経圧迫の程度を確認し、適切な治療計画を立てます。
動体検査
首や肩の動きに関連する動作を確認し、痛みの引き金となる動作を特定します。日常生活や仕事中の姿勢や動き方が首に負担をかけているかを分析し、原因を明確にします。
姿勢検査
偏頭痛(片頭痛)は不良姿勢が原因の一つであるため、全身の姿勢バランスを評価し、頸椎や肩への負担を軽減する姿勢改善も行っています。
1. 痛みを軽減する治療
市原市五井の「市原にこぐさ鍼灸整骨院」では、まず痛みを和らげ、日常生活への早期復帰をサポートします。
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ハイボルテージ療法
高電圧の電気刺激を使用し、深層の痛みにアプローチ。筋肉や神経に直接作用し、早期の痛みの緩和が期待されます。 -
立体動態波療法
三次元的な電流を使用して、深層筋や首周辺の靱帯に働きかけます。血流を促進し、通常の電気治療では届きにくい箇所にも効果を発揮し、痛みを軽減します。 -
鍼治療
痛みの原因箇所に鍼を施し、血流改善と自然治癒力の向上を図ります。特に神経圧迫による炎症の早期回復に効果が期待され、再発防止にも役立ちます。 -
筋膜リリース
首や肩周辺の筋膜の緊張を緩め、柔軟性を高めることで、頭痛の原因となる緊張を解消し、スムーズな動作をサポートします。
2. 根治療法
症状を改善するだけでなく、根本的な原因にアプローチし、再発防止を目指します。
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骨盤矯正
骨盤や背骨のバランスを整え、首への負担を軽減。正しい姿勢を保つことで、頭痛を予防します。 -
猫背矯正
猫背などの姿勢の乱れが頭痛を悪化させる原因となることがあるため、猫背矯正で全身の姿勢を整えます。これにより首や肩の筋肉が正しく働きやすくなり、頭痛の再発防止に寄与します。
3. 健康維持のためのケア
症状が改善した後も、再発防止と健康維持のためのケアを行い、安定した体づくりをサポートします。
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EMSトレーニング
電気刺激でインナーマッスルを鍛え、首や肩の安定性を向上。筋力の維持と強化に役立ち、再発防止にも効果的です。 -
トータルケア療法
全身の筋肉と姿勢を調整し、首や肩だけでなく、体全体のバランスを整えます。日常生活や運動のパフォーマンス向上にもつながります。
市原市五井の「市原にこぐさ鍼灸整骨院」にご相談ください
偏頭痛(片頭痛)は、早期の治療で症状の悪化を防ぎ、生活の質を向上させることが可能です。当院では、痛みの緩和から根本原因の解消、再発防止までトータルでサポートしています。首や肩に違和感や頭痛がある方は、ぜひお早めに市原市五井の「市原にこぐさ鍼灸整骨院」にご相談ください。
自宅でできるセルフケア
日常生活でできる予防法をいくつかご紹介させていただきます。
正しい姿勢の維持
- 座り方:
- 椅子に深く腰掛け、背筋をまっすぐに保つようにします。パソコンを普段から使う方はモニターは目の高さに設定し、肩をリラックスさせます。
- 立ち方:
- 普段電車等で立ちながら待つ時間がある方は、頭を前に突き出さず、背骨をまっすぐに保ちます。肩幅程度に足を開き、体重を均等に分散させます。
定期的な運動
- 首のストレッチ:
- 毎日軽い首のストレッチを行い、筋肉の柔軟性を保ちます。例えば、首をゆっくりと前後左右に動かす、肩を回すなどの運動です。時間ができた時に少しずつやってみましょう。
- 全身の運動:
- ウォーキングや水泳、ヨガなど、全身の筋肉をバランスよく鍛える運動を取り入れます。これにより、姿勢の改善や筋力の向上が期待できます。
痛みが強い時や、運動中に痛みが出るときは無理をせずに中断してください。
仕事環境の見直し
- デスクの高さと椅子の調整:
- デスクと椅子の高さを調整し、長時間のパソコン作業でも首に負担がかからないようにします。キーボードとマウスは手が自然に届く位置に配置します。
- 定期的な休憩:
- 1時間ごとに休憩を取り、軽いストレッチや歩行を行います。長時間同じ姿勢を続けないように注意します。
生活習慣の改善
- ストレス管理:
- ストレスは筋肉の緊張を引き起こすため、首の痛みに繋がります。リラクゼーション法や趣味の時間を設け、ストレスを軽減します。
- 水分補給:
- 十分な水分を摂取することで、筋肉や関節の柔軟性を保ちます。
荷物の持ち方
- 重い物を持つ時:
- 両肩に均等に負担がかかるように、リュックサックを使用するか、重さを分散させて持ちます。ショルダーバッグなどの場合は片側だけではなく両方使うようにしましょう。
【自宅でできるストレッチ】
首の側屈ストレッチ
効果:首の筋肉を伸ばし、柔軟性を向上させます。筋肉の緊張を和らげ血行を促進します。
- 座った状態で背筋を伸ばします。
- 右手を左の耳に置き、右手で軽く頭を右に側に倒します。
- 左側の首筋が伸びているのを感じながら15秒保持します。
- ゆっくりと元に戻し、反対側も同様に行います。
- 各方向で3回繰り返しましょう。
※ストレッチ中に痛みが強くなる場合は中止してください。頭を引っ張りすぎないようにしましょう。
首の回旋ストレッチ
効果:首の可動域を広げ、筋肉の緊張を和らげます。また、首や肩の動きをスムーズにします。
- 座った状態で背筋を伸ばします。
- ゆっくり頭を右に回して右肩越しを見ます。
- この状態を15秒~30秒保持し、ゆっくり戻します。
- 左も同様に行います。各方向3回行いましょう。
※痛みが強くなる場合は中止してください。ゆっくりとした動作で行い、急激な回旋は避けてください。
肩甲骨のスクイーズ
効果:肩甲骨まわりの筋肉を強化し、首と肩の安定性を向上させます。
姿勢を改善し、首や肩の緊張を軽減します。
- 座った状態で背筋を伸ばし、手を太ももの上に置きます。
- 両肩を軽く後ろに引いて肩甲骨を寄せるようにします。
- この状態を5秒間保持し、ゆっくりと戻します。
- これを10回繰り返します。
※痛みが強い場合はむりをせずに中止してください。頭痛が強い時に無理に刺激をすると悪化してしまうことがあります。
姿勢を保ちながら行い、肩や背中に力が入らないように注意してください。
市原にこぐさ鍼灸整骨院は自宅でできるセルフケアからトレーニング法まで丁寧にお伝えいたします。
もし偏頭痛(片頭痛)が出てしまったら?
- 暗い、静かな場所で横になる
偏頭痛は、光のまぶしさや音によって痛みが増すことがあります。また、動くと痛みが増すので、光や音を防いで横になり安静にしましょう。
- 痛むところを冷やす・肩や首を温める
痛いところを冷やすことで痛みが和らぐことがあります。また人それぞれですが温めることで痛みが和らぐ人もいます。
- カフェインの入った物を飲む
カフェインには血管を収縮させる働きがあるため、痛み始めにコーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物を飲むと痛みが和らぐことがあります。※飲み過ぎには注意が必要です。
なお、偏頭痛(片頭痛)方が、市販の鎮痛薬や処方薬を服用するのは注意が必要です。薬の飲み過ぎによって、頭痛が増えてしまったり、新たな頭痛が起こってしまうことがあります。
市販の鎮痛薬や処方薬を服用しすぎてしまい、「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」を引き起こしてしまうことがあります。
「薬剤の使用過多による頭痛」は偏頭痛(片頭痛)、緊張型頭痛などの症状で鎮痛薬などを使いすぎることにより起こる頭痛です。偏頭痛(片頭痛)や緊張型頭痛を持つ人は十分な注意が必要です。