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- 顔の片側に激痛が現れる。
- 洗顔すると顔が痛い。
- 顔の特定の部位を触ると痛みが走る。
- 歯を磨いたり、食事中に歯が痛む。
三叉神経痛とは?|市原市五井 市原にこぐさ鍼灸整骨院
三叉神経痛(さんさしんけいつう)は、顔面に痛みが出現する疾患の一つで、主に三叉神経(顔面の感覚を司る神経)の異常によって発生します。
三叉神経とは?
三叉神経は、第5脳神経とも呼ばれ、顔面の感覚と一部の運動機能を担っています。この神経は3つの枝に分かれており、それぞれ以下の部位を管理しています。
眼神経:額や目の周囲
上顎神経:頬や上顎、鼻の周囲
下顎神経:下顎や顎先、舌の一部
三叉神経痛の特徴
- 突発的で鋭い痛みが特徴。
- 痛みの感じ方は「衝撃的な」「刺すような痛み」と表現されることが多い。
- 痛みの出現は数秒から数分間続くが、1日に何度も起こることがある。
- 主に顔の片側で発症する。
- 特定の部位(トリガーポイント)を触る、話す、食べる、歯磨きするなどの動作で痛みが誘発されることがある。
三叉神経痛の原因
一次性(三叉神経痛の本態性)
- 明確な原因が侵ないが、主に血管が三叉神経を圧迫していることに関連しているとされる。
- 神経と血管の接触による慢性的な刺激が原因となり、痛みを感じる。
二次性(三叉神経痛の症状)
- 他の疾患が原因となる場合。
- 腫瘍:脳腫瘍などの神経を圧迫。
- 多発性硬化症:神経の髄鞘が損傷。
- 外部や傷感染症(ヘルペスウイルスなど)。
三叉神経痛はどんな人に多い?|市原市五井 市原にこぐさ鍼灸整骨院
- 年齢: 50歳以上の人に多く見られる傾向がありますが、若年者でも発症することはあります。
- 性別: 女性の方が男性に比べて三叉神経痛になりやすいとされています。
- 医学的条件:
- 多発性硬化症: この病気は神経線維の損傷を引き起こす可能性があり、その結果、三叉神経痛を引き起こすことがあります。
- 脳の腫瘍または病変: これらが三叉神経を圧迫する場合、痛みを引き起こす原因となることがあります。
- 外傷や手術: 顔または頭部の外傷や手術が原因で三叉神経が損傷を受けることがあります。
- 血管の異常: 頭部の血管が異常に膨らむことにより、三叉神経を圧迫し、痛みを引き起こすことがあります。
三叉神経痛の治療法は?|市原市五井 市原にこぐさ鍼灸整骨院
三叉神経痛の治療法は症状の重さによって様々です。まずは神経内科や脳神経外科等での診断、検査をおすすめします。
- 薬物療法:
- 抗てんかん薬:カルバマゼピンやガバペンチンなど、これらは神経痛に対する標準的な治療薬とされています。
- 抗うつ薬:特に三環系抗うつ薬が神経痛の痛みを軽減するのに用いられることがあります。
- 鎮痛剤:重度の痛みに対しては、強力な鎮痛剤が処方されることもあります。
- 外科手術:
- 微小血管減圧術:痛みの原因となっている血管が三叉神経を圧迫している場合、その圧迫を取り除く手術が行われることがあります。
- 神経切断術:痛みを伝える神経の一部を切断することで、痛みを軽減しますが、感覚の喪失などのリスクも伴います。
- 神経ブロック:
- 痛みを伝える神経に局所麻酔薬やステロイドを注射して、痛みの伝達を一時的に遮断します。
- 代替療法:
- 鍼治療:一部の患者には鍼治療が効果的な痛み緩和することがあります。
- 物理療法:温熱療法や冷却療法、顔の筋肉へのストレッチやマッサージが症状の緩和することがあります。
- ライフスタイルの変更:
- ストレスの管理、適切な休息、栄養バランスの取れた食事などが全体的な症状の管理に寄与することがあります。
市原にこぐさ鍼灸整骨院では鍼灸治療、物理療法、運動療法、マッサージでのアプローチを行います。多くの場合が長期間にわたり痛みと戦っていくこととなります。少しでも痛みの軽減、不快感の改善のお手伝いができるように患者様と話し合いをしながら取り組んでいきます。
物理療法:
物理療法では超音波で顔回りの筋肉の緊張緩和を図ると同時に、血流改善のため深部に熱を加えていき痛みの軽減を図ります。また一緒にマッサージを行い、さらに緊張緩和と血流改善につとめます。
鍼灸治療:
鍼灸治療では、三叉神経痛の顔の激しい痛みの軽減し、動脈硬化を抑制するといわれています。筋肉の緊張を緩め、血流の改善を促し顔面麻痺の神経機能の回復が見込めます。また、薬物療法とは違い副作用が少ないこともひとつです。鍼灸治療にはリラックス効果もあり、ストレスや緊張の緩和にも役立ちます。